「ピコレーザーは何回で終わりますか」。予約前に知りたいのは自然なことです。ただし、回数だけを先に決めると、異なる肌状態や施術を一つにまとめてしまいます。目安が紹介されていても、それは個人の必要回数や結果を保証するものではありません。
01 / THREE APPROACHES
同じピコレーザーでも目的が違う
当院のピコレーザー診療ページには、部分的な色素を狙うピコスポット、顔全体の色むらを扱うピコトーニング、肌の質感を対象にするピコフラクショナルを掲載しています。対象や照射方法が異なるため、同じ回数を前提に比較できません。
まず気になる部分の状態を確認し、何を目標にするかを医師と共有します。シミに見える部分でも種類はさまざまで、レーザー照射より先に別の診察が必要になることもあります。大きさ・色・形が変わるシミやほくろについての記事もご覧ください。
02 / WHAT RESEARCH SHOWS
研究の回数・間隔を、そのまま当てはめない
日光黒子を対象としたピコ秒レーザーの小規模研究では、特定の機器・照射条件で複数回の施術と経過観察が行われています。一方、日光黒子の治療をまとめたレビューは、研究ごとに対象や方法が異なり、最適な方法を断定するには追加の研究が必要としています。
研究内の照射間隔は、その研究に参加した人と使用した機器・条件の設定です。当院の全メニューやすべての患者さんに同じ回数・間隔が適切だという意味ではありません。この記事では特定の通院間隔を推奨せず、診察時に確認するための情報として紹介しています。
03 / REASSESSMENT
経過を見て計画を見直す
相談時には「どの部分を、どのような状態に近づけたいか」とともに、いつ経過を確認し、変化が乏しい場合や副作用が出た場合にどう見直すかを聞いておくと判断しやすくなります。照射を重ねれば必ず希望どおりになるわけではありません。
赤み、腫れ、かさぶた、色調の変化などが生じた場合は、自己判断で次の照射を急がず、施術を受けた医療機関へ相談してください。施術後の過ごし方もあわせて確認できます。
04 / COST & SCHEDULE
総費用と生活予定も確認する
1回あたりの料金だけでなく、照射範囲、再診や追加照射の扱い、必要に応じた麻酔・ケアの費用を確認しましょう。厚生労働省も、美容医療を受ける前に費用・回数・副作用・代替方法について十分な説明を受けるよう案内しています。
当院の掲載中の料金と施術時間は診療ページと診療メニュー・料金をご確認ください。屋外活動や旅行などの予定がある場合は、予約時や診察時に伝えてください。実際の施術計画と見積もりは診察後にご確認ください。
05 / SELF-PAY CARE
自由診療・リスクについて
参考資料
- Chanほか「アジア人の日光黒子に対する532nmピコ秒レーザーの前向き研究」(小規模研究での照射回数・間隔と経過観察。対象や条件は当院の施術計画と同一ではありません)
- Mardaniほか「日光黒子治療のシステマティックレビュー」(治療法・対象の違いと追加研究の必要性)
- 厚生労働省「美容医療などの施術を受ける前に確認したいこと」(効果・リスク・費用・回数・代替方法の確認)
公開日:2026年10月27日。この記事はDrip Medical編集部が作成しました。医師監修記事ではありません。個別の診断や照射計画に代わるものではありません。
